赤名FCが集団行動で気をつけていること

2021年11月26日 12:58

一つのイベントを例に赤名FCが気をつけている集団行動の注意点を紹介します。こういうことに気をつけていれば私の経験上ですが、イベントは大体何事もなく楽しく終われ、イベントでなくても学級が崩壊するようなことにはつながりません。

①話を聞く場面とそうでない場面をしっかりと分けます。
先日の『森のポッケ』へのイベントでは、集合を三次でしてしまうと、施設を前にして気持ちが高まっていたり、仮に入場の時間になってしまったら全体に声をかけられずに中に入ってしまったりということが起きてしまうので、集合はいったん飯南町としました。

②魔法の言葉「次につながるように一日行動すること」、「今日は赤名FCという家族だ!!」をかける。
「今日は〇〇に行きます。とにかく大切なことは、『次につながるように一日行動すること』」としっかりと伝えます。終わった時に、「『ぜひまた来てくださいね』と言われるように頑張ろうね」と声掛けをしておきます。子ども(高校生にも使えます)は素直だから応えてくれます。「君たちで終わらせたらダメだよ。今日しっかり行動して、来年のメンバーもぜひ楽しめるようによろしくね」と声掛けをします。

もう一つは、「今日はみーんなで一つの家族(*^_^*)赤名FCという家族だからね」と声掛けしました。これは保育所の子もいたからこの表現にしました。家族だから、困ったらどの大人に声を掛けてもいいし、一緒に行く保育所の子にもちゃんとしないと赤名FCに迷惑がかかるんだな~とやんわり伝えました。これで保育所の子もバッチリ(^^♪

③「守るべきルールが〇つあるよ」と正確に伝える。
話すときもそうですが、「今から〇〇つお話をしますとか、〇〇つ守ることをいいます」とか数を伝えると子どもが聞きやすく、思い出しやすいと思います。今回は、「『森のポッケ』で守るべきルールが3つあるよ」と伝えて話をしました。

④話すときは必ず止まる
入場前や入ってからもそうですが、話すときはいったん集合し全体が落ち着いてから話すようにします。子どもの異様な興奮を抑えることができます(^_^;)異様なですよ。楽しみまで抑えるわけではありません(^_^;)
これは、普段の教育の場面でもすごく使えます。というか、使わないといけない事です。

⑤全体に関わることを伝える
④のときに、トイレの場所、水を飲める場所、大人の待機場所(何かあったらここに来るようにと)、集合場所、集合時間を必ず伝えておく。後で、個別に探して声掛けする必要がなく引率がすごく楽です。
※今回私は、「今日は貸し切りじゃないから他の利用者さんもいます。他のお友達とも順番に代わって仲良く遊びましょう」ということを伝え忘れました。こういうことも前もって伝えておくと良いと思います。「木のおもちゃ」の時に言えばよかったな~と後悔しました。

それと、もう一つ。今回は時間制だったので、「いったん全体のおもちゃを確認しなさい。一番遊びたいものから遊ぶように」と声掛けしました。子どもだとありがちな、入り口から出会ったおもちゃで時間を使ってしまい、最後まで行きつかないその最後のおもちゃが一番楽しくて、「帰りたくなーい( `ー´)ノ」ってなるみたいな(^_^;)そうならないように声掛けしました。子どもがそうしたかどうかは別ですが(^_^;)

それとそれと、そうすると出てくる問題が、友達と1番目に遊びたいおもちゃが違ってけんかになること。これもそういう状況が起きることを子どもに前もって伝えました。それをイメージさせてから、「「じゃあ、次は○○ちゃんのおもちゃで遊ぼうね」とか仲良く解決できるようにしましょう」と伝えました。

それとそれとそれと、「ひとりぼっちの人がいて泣いてたり、寂しそうだったらすぐに帰ります」と。言い方は各年代に合わせた声掛けが必要ですが、中学生くらいの年代のイベントには必ず言わないといけないことだと思います。

これだけおさえれば、もう十分でしょう。大きな柱は「②の次につながる行動」、あとは細かい一日のルール。多いと思った方、子ども達はこれくらいのことは聞いてくれます。正しく伝えればこれくらいの事は応えてくれます。ぜひ子どもに期待してあげて下さい。やる前から期待しないのは良くないと思います。子どもは応えてくれます。そして最後に、出来たこと、応えてくれたことはしっかりと認めてあげて下さい。これで、子ども達も頑張ったらしっかりと見てもらえるんだと次につながると思います。

これって、仕事もそうじゃないですか?上からああしろ、こうしろと言われますよね。頑張って応えても反応がないと嫌じゃないですか。しっかり見て、評価してもらい、それが給料じゃないけど何かにつながらないと嫌じゃないですか。私は嫌です。子ども達に報酬、給料なんてあげませんが、しっかり応えてくれたのなら、次は連れていくイベントのグレードを上げてあげるべきだと思います。

君たちは、もうこういうことを守って行動できるから、最初は、家のそば、次は町内の公園だったけど、次は町外の公園、施設。公共の乗り物を利用してみたり、遊園地で自由行動じゃ~!!としてみたり(*^_^*)

じっくり読んでみたら、イベントや試合の引率だったりすべての活動で使えると思います。こういうことに注意しながら赤名FCはイベントを通して子どもも大人も成長しています!

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