大分麦焼酎の「泰明」(たいめい)の製造に関わっていたころ、大分麦焼酎の全国での消費量は2位でした(現在も)。消費量をどうにか増やせないかと考えて、「飲む」以外に「使う」という方法で消費しようと思いました。
社長に提案してみましたが、私のプレゼンがいまいちで通りませんでした。このまま終わらせるのも嫌だったので自分で作ることにしました。ちょうどそのころ、「自分のお酒も造ってみたいな~」と思っていたので、ラベルやネーミング等は【焼酎】を真似て作ることにしました。泰明、兼八、佐藤、村尾などなど勝手に二文字のイメージ(^_^;)
一気にこの形にまでなったのは、島根県に来てからでした。「野花の咲く宿」の若林さんに瓶を分けてもらえてからです。瓶に悩んで、ラベル等の作成が進んでいなかったのですが、これが決まることで一気に形になりました。色々悩む(どの瓶にしようかな~とか)のも大切ですが、ばっとやってしまうのも大切だな~とつくづく感じた瞬間でした。
そうやってついに形になったのが【大分かぼすポン酢 ゆい 】です。みなさんが使ってくださるおかげで、毎年ある程度の量を造ることができています。私とかぼすを送ってくださる衛本さんとの関係も島根に来てからも続いております。使ってくださるおかげで、衛本さんにもお礼ができています。ポン酢を使った人が満たされ、造った私も満たされ、衛本さんも満たされ、これは私がやりたかったことです。本当にありがとうございます。
少しずつ世の中に出ていくことになった訳ですが、ひとつ気になることがありまして。それはアルコールを使っているということです。【大分麦焼酎使用】とでっかく書いています。気になりますよね(^_^;)計算してみたら、一回の仕込みで他の醤油等も入るので薄まって2%ほど。火にもかけますし、熟成期間があり、保存期間もあり、アルコールが抜ける要素はたくさんあるので大丈夫だとは思うのですが、思うでは困りますよね。
という訳で、検査に出すことにしました。やっと本題(^_^;)
その検査料、なんと、、、、15000円(*_*)
しかも、結果次第では、【ゆい】が製造・販売中止になるかも・・・・
ちなみに、ゆいは600円です。
あー、スーパードキドキですが、これもさらに安心して使っていただくため。みなさん、結果また報告します。
島根県環境保健公社(松江市)さんがしてくださるとのことで依頼しました。